2021年9月28日(火)
テーマ | コミュニケーションデザインの重要性 |
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講師 | 株式会社 左合ひとみデザイン室代表 グラフィックデザイナー 左合 ひとみ氏 |
東京藝術大学美術学部卒業後、パルコ広告制作局、カメレオンを経て1988年より現職。グラフィックデザインをベースに空間からプロダクトまで幅広い領域で活動。出身地である岐阜県をはじめ全国各地の地域活性プロジェクトを多く手がける。朝日広告賞(2004~2008年)、グッドデザイン賞(2003~2013年)、パッケージングコンテスト、おいしい東北パッケージデザイン展等の審査委員。JAGDA理事。大阪芸術大学短期大学部客員教授。
コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインでの開催となりました。
テーマである『コミュニケーションデザインの重要性』に沿って、左合氏が今まで手がけて来られた作品をご紹介いただきながら、
商品や自社の魅力を伝えるデザインについて、考え方などをお話しいただきました。
今回ご紹介いただいたのは、主に酒器や茶器を扱っている事業者。
これから、新しいステージに事業を展開していくにあたり、左合氏がデザインしました。
この事業者は海外にも商品を輸出していたことから、左合氏がデザインを決めるにあたり、
製品の姿からどういったブランドなのかが伝わるようにデザインしたとお話されていました。
また、お皿のデザインも和食の中で使ってもらうようなイメージではなく、
洋食の中で日本の伝統を感じて欲しいという思いを込めてデザインしたそうです。
さらに、おろそかになりがちなパッケージの重要性や、作り手の想いを届けるためのパッケージのつくり方、
さらにはロゴデザインのポイントについて教えていただきました。
今後の開発商品だけに限らず、コミュニケーションデザインを構成する4つのポイント「製品の外観」「伝達ツール」「パッケージ」
「ネーミングやロゴ」の考え方を学びました。
受講生コメント
「人や商品にあったロゴデザインやパッケージの制作をしていて、
ロゴだけでもブランドをアピールすることができるのだと気がつきました。」
「依頼者の問題や課題を理解すること、依頼対象のストーリーを理解することでデザインを作っていくことが重要であると感じました。」
zoomを使い、グループディスカッション形式でアイデアのプレゼン・意見交換が行われました。
受講生それぞれが、自身のテーマに沿った開発する商品について、
総合プロデューサーの川又俊明氏にプレゼンをし、アドバイスをいただきました。
同じグループの皆さんとも意見を交換したことで、今後の方向性が掴めたようでした。